プライバシー情報と個人情報
オンラインショップの多くは、利用規約やプライバシーポリシーを掲載しています。利用規約はそのサイトを利用する際のルールが記載されており、プライバシーポリシーは顧客のプライバシー情報に関する取扱方針が記載されています。プライバシー情報には個人情報が含まれる場合もありますが、この両者の違いを理解している人は少ないかもしれません。個人情報は、個人情報保護法で定義された「特定の個人を識別できる情報」のことです。プライバシー情報は、これよりも広い範囲の情報が含まれます。オンラインショップにおいては、顧客の購買履歴や行動履歴、位置情報などが該当します。これのみでは個人情報は含まれないものの、他の情報を組み合わせることで個人を特定できる場合は個人情報に該当する可能性があるでしょう。
プライバシー権は憲法で定められている
プライバシーを守るために、プライバシー権という権利が、憲法13条で定められています。この権利が侵された場合、プライバシー権の侵害として、損害賠償訴訟を起こすことも可能です。プライバシー権の侵害と認めてもらうには、私生活上の事実である、もしくは事実だと受け取られる可能性があることが必要です。さらに、情報が公開されるまで非公開であり、公開されたことで不快な感情や不安な感情を覚えたというのも要件に含まれます。ただし、これらの要件を満たしていても、公共性のある情報だったり公的な事項だったりする場合、正当事由がある場合などは該当しません。訴訟を起こせるか否かは素人では判断が付きにくいため、まずは法律事務所の無料相談などを利用して相談してみるのも一案です。
企業などで使用するものは書類をかなり細かく裁断しますが、家庭用のシュレッダーの場合、手動で行うタイプもあります。